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コマンド構文解説-天気と時間を操る!/alwaysday ( /daylock ), /time, /weather, /toggledownfall-

  投稿日:2021/07/10

最終更新日:2021/07/10

 

どうも、ユキミ大福です。

今回はMinecraft統合版のコマンドである『 /alwaysday 』『 /daylock 』『 /time 』『 /weather 』及び『 /toggledownfall 』について解説をしていきます。

ここで解説するコマンド等は、解説する注意事項等をよく読み、個人でより詳しく調べた上で、個人の責任において使用して下さい。コマンド等の使用によって如何なる損害が発生しても、筆者であり当ブログの管理者でもあるわたくしユキミ大福は一切の責任を負いかねますので、ご了承下さい。

  

今回のコマンドは?

今回ご紹介するコマンドは『 /alwaysday (オールウェイズデイ)』『 /daylock (デイロック)』『 /time (タイム)』『 /weather (ウェザー)』『 /toggledownfall (トグルダウンフォール)』です。

やたら沢山あるように見えますが、以下に示す通り、実際には4種類のコマンドになります。

  • /alwaysday = /daylock
  • /time
  • /weather
  • /toggledownfall

以後の解説では ↑ で青太文字で示したもののみを用いますが、それぞれの構文において、↑ でイコールの関係があるコマンドは、/XXX の部分をそのイコールで結んだものに入れ替えても動作します。

 

例)

/alwaysday <常に昼間(bool)>

=

/daylock <常に昼間(bool)>

↑ は同じコマンドとして動作する

 

さてそれぞれのコマンドの効果ですが「/daylock」と「/time」がゲーム内時間に関係し、「/weather」と「/toggledownfall」は天候に関係するものです。まずは /daylock の構文から見てみましょう。

 

/daylock のコマンド構文

 

/daylock <常に昼間(bool)>

 

 

  • <常に昼間(bool)>:必須
    常に昼間にするかをbool型( True or False )で指定する。True常に昼間(=noon)にしつつ昼夜サイクルを停止し、Falseしない(昼夜サイクルも流れる)

 

/daylock の失敗条件

  • 構文が適切でない(スペルミス等)。

 

/daylock の成功条件

  • 上記の失敗条件を満たしていない場合。
  • 成功しても実行結果は表示されない。

 

/daylock の実行例

例1)

コマンド:/daylock false

実行結果:「常に昼間」をOFFにする(時間が進むようになる)。

 

例2)

コマンド:/daylock true

実行結果:「常に昼間」をONにする(時刻が6,000になり、時間が進まなくなる)。

 

 

/daylock の詳細解説

/daylock の概要

/daylock ( /alwaysday ) はワールド設定の「常に昼間」のON/OFFを切り替えるコマンドです。 ワールド設定から「常に昼間」の設定を弄っても同じ結果になります。

そのため「昼夜サイクル有 ( /gamerule dodaylightcycle )」がOFF(False)の場合、「常に昼間」のON/OFFに関わらず時間が動かなくなります(「常に昼間」をONにした時の時刻を6,000にする方は有効)。

 

/daylock の実行結果等々

コマンドの実行結果は「コマンドの成功・失敗・エラー」のいずれかになりますが、エラー以外は全て、何も返ってきません(もしかしたらバグかも?)

失敗した場合には「そのブロックは設置できない」と返って来ます。

コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」のみです。成功した場合、RSコンパレーターを用いてRS動力を取り出すと必ず1になります。

 

/daylock の強み・使い道

このコマンドは「時刻を6,000(正午)にし」「時間が進まないようにする」場合に使用します。建築の際にはかなり便利な設定だと思います。

 

/daylock の弱み・弱点

このコマンドの動作は「/gamerule」と「/time」の2つを使用することで完全に再現可能なため、あまり使わない気がします。「常に昼間」をOFFにした上で、次のようにコマンドを実行すれば「時刻を6,000(正午)にし」「時間が進まないようにする」ことができます。

  1. /gamerule dodaylightcycle false
    =>「昼夜サイクル有」をOFFにする。
  2. /time set 6,000
    =>/time set noon でも可。絶対時刻を6,000にする。

このやり方であれば「2.」で設定する時刻を変えることで、6,000(正午)以外の時間で固定することも可能です。こちらの方法を覚えることをオススメします。

 

 

続いては /time の構文を見てみましょう。

 

/time のコマンド構文

 

/time add <ティック時刻(int)>

 

/time query <クエリ種類>

 

/time set <ティック時間(int)>

 

/time set <時刻種類>

 

  • <ティック時刻(int)>:setモードで<時刻種類>を入力しない場合は必須
    ゲーム内時刻をint型の数値で指定する。addモードとsetモードで挙動や制約が異なる。

    add(アド)
    入力した数値分、統計時刻を進める
    ・負の値も入力可能(この場合は統計時刻を巻き戻す)。
    ・負の値を入力する場合、統計時刻が0未満にならないようにしなければならない(0未満になる場合はエラーになる)

    set(セット)
    ・入力した数値に統計時刻を変更する。
    ・負の値も入力可能。その場合は[24,000+入力値]が入力した絶対時刻として扱われる。
    ・入力した時刻と現在の時刻それぞれの絶対時刻を24時間時計に置き、時計回りに針を回した方が回転角が小さくなる場合、統計時刻は以下になる。

    ☆[現在の日数] x24,000 +[入力した時刻の絶対時刻] = [統計時刻]

    ・入力した時刻と現在の時刻それぞれの絶対時刻を24時間時計に置き、反時計回りに針を回した方が回転角が小さくなる場合、設定時刻は以下になる。どちらの回り方でも変わらない場合も同様

    ☆[現在の日数] x24,000 +[入力した時刻の絶対時刻]+24,000 = [統計時刻]

     例)時計回りパターン
      ★入力値:-1,000、入力時刻:23,000、現在時刻:12,000
      ->0 x24,000 +23000 = 23,000

     例)反時計回りパターン
      ★入力値:13,000、入力時刻:13,000、現在時刻:14,000
      ->0 x24,000 +13,000 +24,000 = 37,000

     例)時計回りパターン
      ★入力値:-6,000、入力時刻:18,000、現在時刻:36,000
      ->1 x24,000 +18000 = 42,000

  • <時刻種類>:setモードで<ティック時間(int)>を入力しない場合は必須
    ゲーム内時刻をキーワードで指定する。絶対時刻との関係は以下の通り。挙動はキーワードを絶対時刻に置き換えれば<ティック時間(int)>を入力した時と同じ

    day(デイ) = 1,000
    noon(ヌーン) = 6,000
    sunset(サンセット) = 12,000
    night(ナイト) = 13,000
    midnight(ミッドナイト) = 18,000
    sunrise(サンライズ) = 23,000

  • <クエリ種類>:必須
    確認したい時刻をキーワードで指定する。モードは以下の3種類。

    daytime(デイタイム)
    統計時刻を表示する。

    day(デイ)
    日付を表示する。

    gametime(ゲームタイム)
    ゲーム時間(ワールドが開かれている間進み続けている時間)を表示する。

 

/time の失敗条件

  • 構文が適切でない(スペルミス等)。
  • /time add で、加算すると統計時刻が0になってしまう負の値を指定した場合。

 

/time の成功条件

  • 上記の失敗条件を満たしていない場合。

 

/time の実行例

例1)

コマンド:/time add 1000

実行結果:統計時刻を1,000進める。

 

例2)

コマンド:/time set 12000

実行結果:絶対時刻を12,000にする(統計時刻がどうなるかは上記「コマンド構文」を参照)。

 

例3)

コマンド:/time set day

実行結果:絶対時刻を1,000にする(統計時刻がどうなるかは上記「コマンド構文」を参照)。

 

例4)

コマンド:/time query daytime

実行結果:現在の統計時刻を実行結果として表示する。

 

/time の詳細解説

/time の概要

/time は時刻を指定した時間に設定したり、指定した時間だけ進めるコマンドで、現在の統計時刻・日付・ゲーム時間の確認も可能です。

ここまでで色々な用語が出て来たので、ここにまとめます。なお、時間・時刻の単位は全てGtick(ゲームティック)です。

  • 統計時刻
    日付情報も含めたトータルの時刻。範囲は0~∞(?)。操作可能。

  • 絶対時刻
    一日の時刻。範囲は0~23,999。操作可能。

  • ゲーム時間
    ワールドが読み込まれたトータルの時間。範囲は0~∞(?)。操作不可能

  • 日付
    経過日数で、統計時刻が24,000進む度に1日進む。統計時刻を変えることで間接的に操作可能。

時刻の単位がGtickかつ1日が24,000Gtickなので、マイクラ内の1日は現実の時間に換算すると20分となります。

また、マイクラ内の絶対時刻を現実での時刻に当てはめると以下のようになっています。

  • 絶対時刻=0(24,000):時刻06:00
  • 絶対時刻=6,000:時刻12:00
  • 絶対時刻=12,000:時刻18:00
  • 絶対時刻=18,000:時刻00:00(24:00)

 

/time の実行結果等々

コマンドの実行結果は「コマンドの成功・失敗・エラー」のいずれかになります。

失敗した場合には「入力した値が小さすぎる」と返って来ます。

コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」のみです。成功した場合、RSコンパレーターを用いてRS動力を取り出すと必ず1になります。

 

/time の強み・使い道

ゲーム制作においては、時刻のセット・リセットに用いられます。リピートコマンドブロックに「/time add」を用いて時間の進みを早くしたり、逆に巻き戻したりしても面白いかもしれませんね。

 

/time の弱み・弱点

「/time set」を使用すると、統計時刻が滅茶苦茶になりやすいです。気になる方は使い方に気を付けましょう。 

 

 

続いては /weather の構文を見てみましょう。

 

/weather のコマンド構文

 

/weather <天候> <継続ティック時間(int)>

 

/weather query

 

  • <天候>:必須
    天候をキーワードで指定する。種類は以下の3種類。

    clear(クリア)
    晴れ。

    rain(レイン)
    雨。バイオームによっては雪になる。

    thunder(サンダー)
    雷雨。バイオームによっては雪を伴う雷になる。

  • <継続ティック時間(int)>:省略可。
    天候が続くティック時間をint型の数値で指定する。単位はGtick(ゲームティック)。値は1~1,000,000以内である必要がある。省略した場合は、6000~18000 からランダムな値が1つ選ばれる。「天候の変化 ( /gamerule doweathercycle )」がOFF(False)の場合、継続ティック残り時間が進まなくなる継続ティック残り時間が0になると晴れになる

 

/weather の失敗条件

  • 構文が適切でない(スペルミス等)。
  • <継続ティック時間(int)>の値が1~1,000,000の間でない。

 

/weather の成功条件

  • 上記の失敗条件を満たしていない場合。

 

/weather の実行例

例1)

コマンド:/weather clear

実行結果:天候を晴れにする(晴れのままになる)。

 

例2)

コマンド:/weather rain 100

実行結果:天候を雨にする(100Gtick後に晴れになる)。

例3)

コマンド:/weather thunder 2000

実行結果:天候を雷雨にする(2,000Gtick後に晴れになる)。

 

例3)

コマンド:/weather query

実行結果:現在の天候を実行結果として表示する。

 

/weather の詳細解説

/weather の概要

/weather は天候を指定したものに変更するコマンドです。「天候の変化 ( /gamerule doweathercycle )」がOFF(False)の場合、<継続ティック時間(int)>のタイマーが進まなくなるため実質、その設定した天候に固定されます。

 

/weather の実行結果等々

コマンドの実行結果は「コマンドの成功・失敗・エラー」のいずれかになります。

失敗した場合には「入力した値が小さすぎる」または「入力した値が大きすぎる」と返って来ます。

コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」のみです。成功した場合、RSコンパレーターを用いてRS動力を取り出すと必ず1になります。

 

/weather の強み・使い道

ゲーム制作においては、天候の変更に用いています。晴れで固定するのが普通ですが、一定時間だけ雨にしたり雷雨にしたりなどの演出をしても面白いかもしれません。

 

/weather の弱み・弱点

このコマンドにこれといった弱点は存在しませんが、一定時間だけ雨や雷雨にしたい場合は「天候の変化 ( /gamerule doweathercycle )」のON/OFFに注意しましょう。

 

 

最後に /toggledownfall の構文を見てみましょう。

 

/toggledownfall のコマンド構文

 

/toggledownfall

 

/toggledownfall の失敗条件

  • 構文が適切でない(スペルミス等)。

 

/toggledownfall の成功条件

  • 上記の失敗条件を満たしていない場合。

 

/toggledownfall の実行例

例1)

コマンド:/toggledownfall

実行結果:現在の天候が晴れなら雨に、雨・雷雨なら晴れに天候を変更する。

 

/toggledownfall の詳細解説

/toggledownfall の概要

/toggledownfall は天候を切り替えるコマンドです。現在の天候が晴れなら雨に、現在の天候が雨・雷雨なら晴れに天候を変更します。

このコマンドで雨にすると、/weather や /toggledownfall で上書きしない限り雨が降り続ける(?)と思います(要検証)

 

/toggledownfall の実行結果等々

コマンドの実行結果は「コマンドの成功・エラー」のどちらかになります。

コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」のみです。成功した場合、RSコンパレーターを用いてRS動力を取り出すと必ず1になります。

 

/toggledownfall の強み・使い道

/weather よりも簡単(?)に天候を切り替えることができます。

 

/toggledownfall の弱み・弱点

このコマンドでは天候を雷雨にすることはできません。天候を雷雨にしたい場合は /weather を使いましょう。

 

 

今回は天気と時間を操るコマンドをご紹介しました。天気や時間に変化を付けることでゲームの演出をパワーアップさせたり、後は単純に建築・作業がやりやすくしたりできると思います。是非ともお試しあれ!

 

今回のまとめ

  • 『 /daylock 』『 /alwaysday 』は「常に昼間」のON/OFFを切り替えるコマンド!
  • 『 /time 』は時刻を設定するコマンド!
  • 『 /weather 』は天候を指定したものに変更するコマンド!
  • 『 /toggledownfall 』は天候を晴れから雨に、雨・雷雨から晴れに切り替えるコマンド!

 

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