コマンド構文解説-何が起こるんだ!?PART1!/connect ( /wsserver ), /help ( /? ), /kick
投稿日:2021/10/23
最終更新日:2021/10/23
どうも、ユキミ大福です。
今回はMinecraft統合版のコマンドである『 /connect 』『 /wsserver 』『 /help 』『 /? 』及び『 /kick 』について解説をしていきます。
ここで解説するコマンド等は、解説する注意事項等をよく読み、個人でより詳しく調べた上で、個人の責任において使用して下さい。コマンド等の使用によって如何なる損害が発生しても、筆者であり当ブログの管理者でもあるわたくしユキミ大福は一切の責任を負いかねますので、ご了承下さい。
今回のコマンドは?
今回ご紹介するコマンドは『 /connect (コネクト)』『 /wsserver (ダブリューエスサーバー)』『 /help (ヘルプ)』『 /? (クエスチョン)』『 /kick (キック)』です。
やたら沢山あるように見えますが、以下に示す通り、実際には3種類のコマンドになります。
- /connect = /wsserver
- /help = /?
- /kick
以後の解説では ↑ で青太文字で示したもののみを用いますが、それぞれの構文において、↑ でイコールの関係があるコマンドは、/XXX の部分をそのイコールで結んだものに入れ替えても動作します。
さてそれぞれのコマンドの効果ですが「 /connect 」がWebSocketサーバーに接続できるというもので、「 /help 」がコマンドのヘルプを表示するというものです。そして「 /kick 」はワールドからプレイヤーを追放できるというものです。まずは /connect の構文を見てみましょう。
/connect のコマンド構文
/connect <URI>
/connect の失敗条件
- 構文が適切でない(スペルミス等)。
/connect の成功条件
- 上記の失敗条件を満たしていない場合。
- 主に教育版(Education Edition)で使用されるものらしく、統合版での情報はかなり不足している。情報求む!
- なお、筆者はこのコマンドを成功させたことがないので、成功時の実行結果表示等は全く分からない。
/connect の詳細解説
/connect の概要
/connect ( /wsserver ) は指定したWebSocket(ウェブソケット)サーバーに接続するコマンドです。「wsserver」は「Web Socket Server」の略のようです。
WebSocket とは?
WebサーバとWebブラウザの間で双方向通信できるようにする技術仕様。サーバ側から任意のタイミングで送信を開始でき、プッシュ型の情報配信アプリケーションを手軽に実装できる。
引用:IT用語辞典 e-Words
通常のWebコンテンツ(このブログとか)の伝送にはHTTP( HyperText Transfer Protocol )が使用されていますが、それでは基本的にクライアント(ブラウザなど)からのリクエストに対してサーバーがレスポンスを返すという形でしか通信できません。
しかし、HTTPで確立したコネクションをWebSocketへアップグレードすることで、効率的かつ双方向の通信環境をWebアプリケーション上でシンプルに実装できるようになります。今回の /connect はそんなWebSocketを用いた通信に対応したサーバーへ接続するためのコマンドというわけです。
高度かつ専門的な知識が必要なのでこのコマンドを使う機会はほとんどないかもしれませんが、何かに役立つかもしれないので頭の片隅に置いておいて下さい。
続いては /help の構文を見てみましょう。
/help のコマンド構文
/help <ページ(int)>
/help <コマンド名>
- <ページ(int)>:省略可
ヘルプのページ数をint型の数値で指定する。1以下の数値は1に、21以上の数値は21に丸め込まれる。省略した場合は1として扱われる。 - <コマンド名>:省略可
ヘルプを表示したいコマンドをその名前で指定する。コマンド先頭の「/ (スラッシュ)」は必要ない。
/help の失敗条件
- 構文が適切でない(スペルミス等)。
/help の成功条件
- 上記の失敗条件を満たしていない場合。
/help の実行例
例1)
コマンド:/help
実行結果:コマンドヘルプの1ページ目を実行結果として返す。
例2)
コマンド:/help 5
実行結果:コマンドヘルプの5ページ目を実行結果として返す。
例3)
コマンド:/help fill
実行結果:「/fill」のヘルプを実行結果として返す。
/help の詳細解説
/help の概要
/help ( /? ) はコマンドのヘルプを表示するコマンドです。数値を指定するとコマンドが一覧になっているページを表示し、コマンド名を指定するとそのコマンドのヘルプが表示されます。
/help の実行結果等々
コマンドがエラーとなった場合…を書きたかったのですが、このコマンドは滅多に失敗しないと思います。
コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」のみです。成功した場合、RSコンパレーターを用いてRS動力を取り出すと必ず1になります。
/help の強み・使い道
正直に言うと、このブログをご覧になっている皆様には特に必要無いと思います。
/help の弱み・弱点
↑ の理由ですが、このコマンドで表示されるヘルプの情報はあまりにも少なすぎるのでほとんど役に立ちません。素直にググったりこのブログを見て頂いた方が理解が進むと思います。
最後に /kick の構文を見てみましょう。
/kick のコマンド構文
/kick <セレクター> <メッセージ>
- <セレクター>:必須
対象プレイヤーをゲーマータグ(ポーズ画面の右側にある一覧上での名前)で指定する。プレイヤーしか対象にできず、ターゲットセレクターを使用できない。 - <メッセージ>:省略可
キック画面に添えるメッセージを入力する。
/kick の失敗条件
/kick の成功条件
- 上記の失敗条件を満たしていない場合。
/kick の実行例
例1)
コマンド:/kick PolarisA1200 試しになんとなく
実行結果:「PolarisA1200」をワールドからキックする(キックされた側は ↓ のような画面が表示される)。
/kick の詳細解説
/kick の概要
/kick は指定したプレイヤーをワールドからキック(追放)するコマンドで、キック時にメッセージを添えることもできます。キックされたプレイヤーは、キックされたワールドへしばらくの間、参加できなくなります。具体的な時間は不明。情報求む!
/kick の実行結果等々
コマンドがエラーとなった場合には以下のように返ってきます。
コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」のみです。成功した場合、RSコンパレーターを用いてRS動力を取り出すと必ず1になります。
/kick の強み・使い道
このコマンドはプレイヤーをどうしても追放したい場合に使用します。一度追放したらそのプレイヤーはしばらくそのワールドには入って来られません。
/kick の弱み・弱点
このコマンドにこれといった弱点は存在しませんが、強いて言うなら強制力が強いコマンドであることです。間違って追放したくないプレイヤーをキックしてしまうと、やはりしばらく入って来られなくなりますので、使用する際には細心の注意を払いましょう。
今回は普段ほとんど使うことのないマイナーなコマンドをご紹介しました。知っておいて損はないと思いますので、頭の片隅に置いて頂けると幸いです。
今回のまとめ
- 『 /connect 』『 /wsserver 』はWebSocketサーバーに接続するコマンド!
- 『 /help 』『 /? 』はコマンドのヘルプを表示するコマンド!
- 『 /kick 』はプレイヤーをキックするコマンド!
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