コマンド構文解説-力を授ける!/ability, /worldbuilder , /wb-
投稿日:2021/09/14
最終更新日:2021/09/14
どうも、ユキミ大福です。
今回はMinecraft統合版のコマンドである『 /ability 』『 /worldbuilder 』及び『 /wb 』について解説をしていきます。
ここで解説するコマンド等は、解説する注意事項等をよく読み、個人でより詳しく調べた上で、個人の責任において使用して下さい。コマンド等の使用によって如何なる損害が発生しても、筆者であり当ブログの管理者でもあるわたくしユキミ大福は一切の責任を負いかねますので、ご了承下さい。
今回のコマンドは?
今回ご紹介するコマンドは『 /ability (アビリティ)』『 /worldbuilder (ワールドビルダー)』及び『 /wb (ダブリュービー)』です。これらのコマンドは、プレイヤーに特定の能力を付与できるというものです。
なお、/worldbuilder と /wb は同じコマンドですので「/worldbuilder」を「/wb」に置き換えても動作します。また今回解説するコマンドは「教育版」の要素をONにしなければ使えませんので気を付けて下さい。
それではまず、/ability の構文を見てみましょう。
/ability のコマンド構文
/ability <セレクター> <能力> <値(bool)>
- <セレクター>:必須
ターゲットセレクター。プレイヤーしか対象にできない。ゲーマータグを直接入力可。 - <能力>:必須
有効・無効の状態の確認または変更をしたい能力を指定する。能力は以下の3種類で、<値(bool)>も入力すると指定した能力を<値(bool)>で指定した値に更新し、<値(bool)>を省略すると現在の<値(bool)>を実行結果に返す。
・worldbuilder (ワールドビルダー):
ブロックの設置・破壊で、Trueで有効、Falseで無効。デフォルトはTrue。
・mayfly (メイフライ):
クリエイティブ飛行で、Trueで有効、Falseで無効。デフォルトはクリエイティブ以外ではFalse、クリエイティブでTrue。ゲームモードが変更される度にデフォルトにリセットされる。
・mute (ミュート):
チャットの使用で、Trueで有効、Falseで無効。デフォルトはTrue。 - <値(bool)>:省略可
<能力>の有効・無効をbool型( True or False )で指定する。
/ability の失敗条件
/ability の成功条件
- 上記の失敗条件を満たしていない場合。
- 元々設定されていたものと同じ<値(bool)>に更新しても成功する。
/ability の実行例
例1)
コマンド:/ability @p mayfly true
実行結果:基準座標から1番近いプレイヤーの「mayfly」を有効にする。
例2)
コマンド:/ability @a worldbuilder
実行結果:全てのプレイヤーの「worldbuilder」の有効・無効を実行結果に返す(基準座標から1番近いプレイヤーから順に True or False が表示される)。
/ability の詳細解説
/ability の概要
/ability は指定したプレイヤーに指定した能力を付与するコマンドで、<値(bool)>を省略すると対象プレイヤーの能力の有効・無効の状態を確認できます。
/ability の実行結果等々
コマンドの実行結果は「コマンドの成功・失敗・エラー」のいずれかになります。
失敗した場合には「セレクターに合う対象がない」と返って来ます。
コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」と「コマンドが何人に対して成功したか(int)」の2点です。コマンドが成功した人数については、RSコンパレーターを用いてRS動力の形で取り出せます。
/ability の強み・使い道
コマンドブロックを用いてプレイヤーの権限を操作できるようなものなので、かなりゲームの自由度が高まると思います。
/ability の弱み・弱点
このコマンドは「教育版」の要素をONにしなければ使えません。
そして、/ability で設定できるブロックの設置・破壊、クリエ飛行、チャットミュートはゲームモードには逆らえますが、権限(OP権限)には逆らえません。そのため特にブロックの破壊・設置 ( worldbuilder )を /ability で管理する際はプレイヤーの権限に注意しましょう。
また仕様なのかバグなのか不明ですが、mayfly を付与されたプレイヤーはクリエイティブ以外でもクリエ飛行ができるようになりますが、空を飛んでいる間ダメージを受け続けるのでこれも気を付けましょう(v1.17.11時点)。
続いては /worldbuilder の構文を見てみましょう。
/worldbuilder のコマンド構文
/worldbuilder
/worldbuilder の失敗条件
- 構文が適切でない(スペルミス等)。
/worldbuilder の成功条件
- 上記の失敗条件を満たしていない場合。
/worldbuilder の詳細解説
/worldbuilder の概要
/worldbuilder ( /wb ) は実行したプレイヤーの「worldbuilder」の有効・無効を切り替えるコマンドです。/ability の機能のごく一部を取り出したようなものです。
/worldbuilder の実行結果等々
コマンドの実行結果は「コマンドの成功」のみです。失敗することは無いと思います。
コマンドブロックが保持・出力する結果…を書きたかったのですが、このコマンドはコマンドブロックからは実行できないようです。
/worldbuilder の強み・使い道
「worldbuilder」を切り替えたいプレイヤーがこのコマンドを使うことで簡単に切り替えられます。
/worldbuilder の弱み・弱点
このコマンドは「教育版」の要素をONにしなければ使えません。また、このコマンドはコマンドブロックから実行できません(エラーにもならないので注意!)。
他の注意点は /ability と同じです。
今回のまとめ
- 『 /ability 』は指定したプレイヤーに指定した能力を付与・削除するコマンド!
- 『 /worldbuilder 』『 /wb 』は実行者の「worldbuilder」の有効・無効を切り替えるコマンド!
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