コマンド構文解説-リスポ地点を操れ!/spawnpoint, /clearspawnpoint, /setworldspawn-
投稿日:2021/05/15
最終更新日:2021/05/15
どうも、ユキミ大福です。
今回はMinecraft統合版のコマンドである『 /spawnpoint 』、『 /clearspawnpoint 』及び『 /setworldspawn 』について解説をしていきます。
ここで解説するコマンド等は、解説する注意事項等をよく読み、個人でより詳しく調べた上で、個人の責任において使用して下さい。コマンド等の使用によって如何なる損害が発生しても、筆者であり当ブログの管理者でもあるわたくしユキミ大福は一切の責任を負いかねますので、ご了承下さい。
今回のコマンドは?
今回ご紹介するコマンドは『 /spawnpoint (スポーンポイント)』と『 /clearspawnpoint (クリアスポーンポイント)』、『 /setworldspawn (クリアスポーンポイント)』です。これらのコマンドはいずれも、プレイヤーのリスポーン地点を変更できるというものです。まずは /spawnpoint の構文を見てみましょう。
/spawnpoint のコマンド構文
/spawnpoint <セレクター> <座標(int)>
- <座標(int)>:必須
XYZ座標をint型で指定するか相対座標を入力する。相対座標を入力する場合、基準座標からの距離を指定する。 - <セレクター>:必須
ターゲットセレクター。プレイヤーしか対象にできない。ゲーマータグを直接入力可。
/spawnpoint の失敗条件
/spawnpoint の成功条件
- 上記の失敗条件を満たしていない場合。
/spawnpoint の実行例
例1)
コマンド:/spawnpoint @p 100 70 120
実行結果:基準座標から1番近いプレイヤーのリスポーン地点を( 100, 70, 120 )にする。
例2)
コマンド:/spawnpoint @a -75 65 -220
実行結果:全てのプレイヤーのリスポーン地点を( -75, 65, -220 )にする。
/spawnpoint の詳細解説
/spawnpoint の概要
/spawnpoint は指定したプレイヤーのリスポーン地点を指定した座標にするコマンドです。
通常のサバイバルにおいてリスポーン地点を変更するには、ベッドで寝るかリスポーンアンカーを使うかと言ったところですが、このコマンドでもリスポーン地点の変更が可能です。
この方法でのリスポーン地点を変更する場合、ベッドやリスポーンアンカーと異なり、特定のブロックの有無でリスポーン地点登録が消えたりすることはありません。なお、この方法で変更したリスポーン地点は以下の方法でリセット可能です。
- ベッド(リスポーンアンカー)を使った後、そのベッド(リスポーンアンカー)を破壊する
- /clearspawnpoint を使う
/spawnpoint の実行結果等々
コマンドの実行結果は「コマンドの成功・失敗・エラー」のいずれかになります。
失敗した場合には「セレクターはプレイヤーの型にする必要がある」と返って来ます。
コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」と「コマンドが何人に対して成功したか(int)」の2点です。コマンドが成功した人数については、RSコンパレーターを用いてRS動力の形で取り出せます。
/spawnpoint の強み・使い道
ゲーム制作においては、手軽なリスポーン地点変更手段として用いています。プレイヤーにベッドの使用を強制しなくて良いどころか、リスポーン地点を能動的に変更できるので、非常に応用が効きます。
/spawnpoint の弱み・弱点
強いて言うなら、このコマンドで設定したリスポーン地点はベッド・リスポーンアンカーで上書きされてしまいます。この点は気を付けましょう。
続いては、/spawnpoint と関連の深い /clearspawnpoint の構文を見てみましょう。
/clearspawnpoint のコマンド構文
/clearspawnpoint <セレクター>
/clearspawnpoint の失敗条件
/clearspawnpoint の成功条件
- 上記の失敗条件を満たしていない場合。
/clearspawnpoint の実行例
例1)
コマンド:/clearspawnpoint @p
実行結果:基準座標から1番近いプレイヤーのリスポーン地点をリセットする。
例2)
コマンド:/clearspawnpoint @a
実行結果:全てのプレイヤーのリスポーン地点をリセットする。
/clearspawnpoint の詳細解説
/clearspawnpoint の概要
/clearspawnpoint は指定したプレイヤーのリスポーン地点をリセットするコマンドです。
このコマンドでリセットできるのは、ベッド・リスポーンアンカーで設定したリスポーン地点と、/spawnpoint で設定したリスポーン地点です。
リスポーン地点がリセットされた場合、そのプレイヤーのリスポーン地点はワールドリスポーン地点となります。
/clearspawnpoint の実行結果等々
コマンドの実行結果は「コマンドの成功・失敗・エラー」のいずれかになります。
失敗した場合には「セレクターはプレイヤーの型にする必要がある」と返って来ます。
コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」と「コマンドが何人に対して成功したか(int)」の2点です。コマンドが成功した人数については、RSコンパレーターを用いてRS動力の形で取り出せます。
/clearspawnpoint の強み・使い道
ゲーム制作においては、/spawnpoint でリスポーン地点を変更したプレイヤーのリスポーン地点をワールドリスポーン地点に変更する手段として用いています。
/clearspawnpoint の弱み・弱点
特に弱点らしいものは無いと思います。
最後は /setworldspawn の構文を見てみましょう。
/setworldspawn のコマンド構文
/setworldspawn <座標(int)>
- <座標(int)>:必須
XYZ座標をint型で指定するか相対座標を入力する。相対座標を入力する場合、基準座標からの距離を指定する。
/setworldspawn の失敗条件
- 構文が適切でない(スペルミス等)。
/setworldspawn の成功条件
- 上記の失敗条件を満たしていない場合。
/setworldspawn の実行例
例1)
コマンド:/setworldspawn 100 70 120
実行結果:ワールドリスポーン地点を( 100, 70, 120 )にする。
/setworldspawn の詳細解説
/setworldspawn の概要
/setworldspawn はワールドのリスポーン地点を指定した座標にするコマンドです。
通常のワールドリスポーン地点は初期リスポーン地点で、このコマンド以外でワールドリスポーン地点を変更することはできません。
/setworldspawn の実行結果等々
コマンドの実行結果は「コマンドの成功・失敗・エラー」のいずれかになります。
失敗した場合には…を書きたかったところですが、このコマンドはまず失敗しないと思います。
コマンドブロックが保持・出力する結果は「コマンドの実行に成功したか(True or False)」のみです。成功した場合、RSコンパレーターを用いてRS動力を取り出すと必ず1になります。
/setworldspawn の強み・使い道
唯一のワールドリスポーン地点変更手段として用いることが多いと思います。
/setworldspawn の弱み・弱点
ワールドリスポーン地点はそのワールドに初めて訪れたプレイヤーの初期スポーン地点でもあります。そのため、頻繫に変更しづらい関係上、そもそもこのコマンドを使うこと自体があまり無いというのがこのコマンドの弱点と言えるかもしれません。
今回はリスポーン地点に関わるコマンド3種類をご紹介しました。ゲーム制作の観点で見れば、プレイヤーのリスポーン地点は何かと重要になることが多いと思います。ぜひとも使ってみてください!
今回のまとめ
- 『 /spawnpoint 』は指定したプレイヤーのリスポーン地点を指定した座標にするコマンド!
- 『 /clearspawnpoint 』は指定したプレイヤーのリスポーン地点をリセットするコマンド!
- 『 /setworldspawn 』はワールドリスポーン地点を指定した座標にするコマンド!
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